コリコリで噛みしめると脂の甘みが口に広がる穴子(アナゴ)の刺身

穴子(アナゴ)の刺身と紀土
穴子は煮アナゴで食べる事が多いと思いますが(個人的には穴子の開きを買ってきて白焼きにするのも好きです)、 穴子の刺身を食べたことありますでしょうか?

穴子の刺身自体あまり売っている事ないですが、
アナゴの体表のヌメりや、血液に中には毒が含まれています。特に、血液に含まれるイクシオトキシンという毒は、口にすると下痢や吐き気を引き起こす神経毒が含まれおり、大量摂取することは危険です。
アナゴのヌメりや血には毒が含まれていますが、フグのように高確率で命にかかわる猛毒ではないため、調理に際して特別な免許は不要です。知識と技術を習得すれば、自宅でアナゴのお刺身を味わうこともできます。

引用: アナゴは刺身で食べれる?毒性がある?症状は?血抜きの仕方や食べ方のコツも紹介!

と記載されていますように血抜きや小骨の処理など手間がかかるようですが、穴子は刺身で食べる事ができるようです。


ただ手間がかかるので穴子を刺身で売っている店は少ないみたいです。

以前紹介した、茂原の魚屋さん魚熊(詳しくは 刺身が美味しい氷華(ひばな)|大網白里と魚熊|茂原|魚屋さん(鮮魚店)をご覧ください)で穴子の刺身が300円程度で売っていたので買ってみました。
※この時は穴子の刺身の他に桜ぶりの刺身と締め鯖も買いました。
※春頃に三重や和歌山沖で漁獲されるブリを桜ブリというようです。(こちらも程良い感じに脂がのっていておいしいです。)

穴子の刺身、桜ぶりの刺身、しめ鯖

白身魚なので、塩とわさび醤油で食べてみました。


穴子の刺身は思ったより脂がのっていてコリコリした感じです。

エンガワを彷彿とさせますが穴子の刺身のほうがコリコリ感(刺身自体は薄造りですが)があります。

かなり美味しいです。身のコリコリ噛みしめると甘い脂が口に拡がり、煮アナゴの淡泊なイメージとは違い想像以上に脂が乗っています。

脂ものっている事もあり塩より個人的にはわさび醤油の方が好みです。


これはお酒がすすみます。

ウナギの刺身も以前から気にはなっていましたが、お高めですので穴子の刺身はお安くてで十分な気がします。

穴子の刺身を売っている店が少ないのでもし見つけたら買ってみてください。
おすすめです。
また、 穴子はフグと違い個人でも捌いて刺身にする事もできますので気になる方は自分で刺身にしてみるのも良いかもしれません。