日本酒のラベル

日本酒を購入する時、専門店などでは、店員に聞くのが一番と思いますが、 ラベルを見ることである程度、特徴を把握する事ができます。
日本酒度
糖分などのエキス分の含有量を数値化したもの。酸度など様々な要素が絡むため、一概には言えないが、プラス(+)になると辛く、マイナス(-)なると甘くなるとされている。おおよその目安+3.5以上(辛口)/+3.4から1.5(やや辛口)/+1.4から-1.5(中 位)/-1.6から-3.4(やや甘口)/-3.5以下(甘口)
アミノ酸度
数十種類にも及ぶアミノ酸含有量を数値化したもの。味の濃淡の目安にはなる。1.0を基準にし、上が濃醇で下が淡麗。大吟醸は1.0程度ですっきり感じる。
酸度
コハク酸、リンゴ酸等の含有量を数値化したもの。味の濃淡に影響を及ぼす。1.5以上が濃醇、それ以下が淡麗の目安となる。
酵母
麹によって生じた糖分をエタノール(アルコール)と、炭酸ガスに分解する性質を持つ単細胞微生物。日本酒固有の風味、香味は酵母によって造られる。
精米歩合
精米歩合が低ければ低いほど、日本酒特有の吟醸香と呼ばれる香りは現れやすく、いわゆるくどさのような雑味がなくスッキリとした(淡泊な)味わいの日本酒に仕上がります。
原材米
全国で実に 80品種以上もの酒造好適米が栽培されており、品種及び、同じ品種でも産地によって味や香りが変わってきます 。
醸造アルコール
もろみにアルコールを適量添加すると、香りが高く、「スッキリした味」となります。さらに、アルコールの添加には、清酒の香味を劣化させる乳酸菌(火落菌)の増殖を防止するという効果もあります。 吟醸酒や本醸造酒に使用できる醸造アルコールの量は、白米の重量の10%以下に制限されています

※良く醸造用アルコールの添加してある酒は良くないと言われる方がおりますが、醸造用アルコールは米を原料に製造されたアルコールです、高級酒においてのアルコール添加は、三増酒のアルコール添加とは意味も考え方も大きな違いがあるのです。
日本酒醸造の中で発酵してできるアルコールと、外から入れた少しのアルコールが発酵過程の中で反発しあい、あの(大吟醸)などにみられる香り(吟醸香)・りんご、バナナの香りなど)が生まれるのです。
高級酒でのアルコール添加は素晴らしい酒を造る為の製造技術なのです。日本酒醸造においてのアルコール添加の量は醸造用白米1トンに対し120リッターまでと決まっています。限度いっぱいまで入れる酒もあるでしょうが、安い価格の酒にも吟醸香さえ感ずる酒もあります。
醸造によって製造されたアルコールを否定することは、醸造によってできる日本酒を否定することにもなります。アルコール添加を気にするよりも「糖類、酸味料、調味料」などの添加に注意を払う方が大切かと思います。

参考にさせて頂いたサイト
日本酒選びをもっと賢く簡単に!ぜひ知っておきたい日本酒の「精米歩合」の意味とは?
https://kurand.jp/blog/2014/03/04/sake-seimaibuai
【保存版】これだけは覚えておこう!日本酒の有名な酒米(酒造好適米)まとめ
https://kurand.jp/blog/2014/02/19/sake-sakamai
日本酒講座
https://www.page.sannet.ne.jp/y-kojima/sake_kouza_jp.htm
ウィキペディア 酒米
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%92%E7%B1%B3
日本酒造組合中央会 日本酒とは
https://www.japansake.or.jp/sake/know/what/02_02.html
日本酒マメ知識
https://ee26.com/list.html