キリン・クラシック・ラガーとサッポロ・ラガー・ビール(赤星)熱処理ビール飲み比べ
				
				
				
					
- 名称
- キリン・クラシック・ラガー(Kirin Classic Lager)  
- メーカー/販売元
- キリン
- 産地
- 日本
- スタイル
- ラガー(Lager)
- アルコール度数
- 4.5% 
- 特徴
- 
ブランド誕生以来120年を超えて愛飲されてきたラガーの1ページを飾る、昭和40年頃の味覚を再現した、「コク・苦み・味わい」にこだわった伝統本格のビール。
 
- 名称
- サッポロ・ラガー・ビール(Sapporo Lager Beer)  
- メーカー/販売元
- サッポロ
- 産地
- 日本
- スタイル
- ラガー
- アルコール度数
- 5% 
- 特徴
- 
赤星の歴史は、サッポロビールの歴史でもあります。1876年にサッポロビールは開拓使麦酒醸造所として開業。
 そこで、翌1877年に誕生したビールが「札幌ビール」です。
 
 ラベルの赤い星は、開拓使のシンボルである北極星。この北極星を発売当初から受け継いでいるのが、サッポロ ラガービールです。
 いつからか「赤星」という愛称で親しまれ、飲食店の瓶ビールとして飲み継がれ、日本で最も歴史のあるビールブランドとして、長く愛され続けています。
 サッポロ ラガービールは、程よい苦味が効いた、熱処理ビールならではのしっかりとした厚みのある味わいが特徴。
 伝統の美味しさを、どうぞお楽しみください。
 
- 感想
- 
キリン・クラシック・ラガーとサッポロ・ラガー・ビール(赤星)は共に熱処理ビールである意味最近のビールではほぼ、絶滅危惧種の珍しいビールになります。
 
 
 熱処理[ビールを加熱(低温殺菌)]することにより酵母や菌を不活性化し、予期せぬ瓶内発酵をなくし品質を均一化する事ができます。
 ※昔は衛生面でも予期せぬ酵母以外の菌の混入も防ぎにくかった事や物流状況等様々な要因で劣化する可能性があり熱処理が主流だったと思います。
 
 最近の大手ビールは衛生面も向上し基本的にフィルターで酵母を取り除くことにより瓶内発酵をなくし品質を均一化しています。
 
 一方クラフトビールやベルギービールは酵母がある程度残っており(例外はあるかもしれませんが)基本的には瓶詰めあるいは缶詰めされたからも発酵する為、要冷蔵(それ以外の理由もあると思いますが)の商品が多いです(あえて瓶内発酵をさせて味の変化を楽しむ事もできます)
 
 熱処理のビールは
一般的には熱処理の方が、重心が低くどっしりとしていて、しっかりかつ落ち着いた苦みと酸味がある様です。
 引用:
 らしいです。単純にレシピの違いが大きい気もしますが酵母を除去しない為の酵母の風味や、熱処理により少し味の変化があるのかもしれません。
 
 
 
 それではサッポロ・ラガー・ビール(赤星)とキリン・クラシック・ラガーの二大熱処理ビールを飲み比べです。
 
 
 
 まず、サッポロ・ラガー・ビール(赤星)は、芳醇な麦芽の風味がどっしりとした深みとほんのりとした甘みをもたらし、口に含むとじわじわと広がるビタリングホップの苦味が絶妙なアクセントとなります。その重厚なバランスは、一口ごとに楽しませてくれます。
 
 一方、キリン・クラシック・ラガーは、赤星よりあっさりとした麦芽の風味により酸味が印象的に感じられ、その酸味から苦味へと遷移します。
 
 個人的にはごくごくのみ舌の奥の方で味わいつつ飲むビールです。
 
 パイントグラスではなく、小さ目のグラスに注ぎながら飲むのも雰囲気が良いかなと思ったりします。