
- 名称
- 平和クラフト・バレルエイジド・ダブル・IPA(Heiwa Craft Barell Aged Doble IPA)
- メーカー/販売元
- 平和酒造
- 産地
- 日本(和歌山)
- スタイル
- WIPA/バレルエイジビール
- アルコール度数
- 10.0%
- IBU
- –
- EBC(SRM)
- –
- レイトビア
- –
- 特徴
-
平和クラフト初の取り組みであるバレルエイジに挑戦しました。バレルエイジとは木樽でビールを熟成させること。それをおこなうことで通常のステンレス発酵のビールでは得られないフレーバーをビールに付与することができます。
このビールは鹿児島の小正醸造嘉之助蒸留所様のシングルモルトウイスキーの樽に、ダブルIPAを詰め、半年間低温で熟成されています。甘いウイスキーと木樽の香り、ボディはありながらもすっきり苦味のある味わい、少しカラメル、醤油、スモーキーなニュアンス。炭酸を抜きながら大ぶりのグラスでゆっくりと飲むのがオススメです。
- 感想
-
日本酒「紀土-KID-」、リキュール「鶴梅」ブランドでお馴染みの和歌山県・平和酒造株式会社で新規事業を展開。それはクラフトビール。その名も「HEIWA CRAFT」。2012年よりクラフトビールへの挑戦を志向し、幸いにも2013年に中古の設備を見つけ導入し、2014年にビール免許を取得。本来であれば直ぐにでも始めたかったようですが、高品質なビールができなければ参入したくないとの思いで今日まで試作を重ね、ようやく一定の品質のビールを製造できるという確信を持つに至り新発売となりました。
高品質かつ斬新な味わいのものを提供することで、新しい角度からライフスタイルの提案をしていける商品として確率していきたいとのことです。ラベルは平和の象徴である鳩をモチーフにデザインされたポップな仕上がりです。「紀土」と同じ貴志川の伏流水を用いて、丁寧に醸造した柔らかさと透明感のあるビール、発泡酒をお楽しみください。
グラスに注ぐと、バレルエイジらしい樽由来の甘いアロマが漂います。
口に含むとやんわり柑橘ホップに麦芽の甘みそこから醤油のフレーバー
平和クラフト・バレルエイジド・ダブル・IPA 2025バージョン
一口目から、まず「蜜っぽいあまさ」がぐっときます。
はちみつやカラメルを思わせる甘みと、ウイスキー樽由来のリッチな香りが重なって、 かなりリッチな第一印象。
中盤以降はアルコールの厚みがじわじわ前に出てきて、余韻では度数の高さを感じさせる 辛さ・ヒリっとしたキレが現れます。
甘さとアルコール感がせめぎ合いながらも、最後はスッと締まる印象で、 ゆっくり時間をかけて飲むと表情が変わっていくタイプのビールだと感じました。
以前のバージョンは忘れましたが、2025バージョンは個人的には好みです。
おすすめの飲み方・シチュエーション
- 冷蔵庫から出して少し置き、10〜14℃くらいで大ぶりのグラスに注いでゆっくりと。
- 休日の夜、ゆっくり音楽や映画を観ながら「一本で完結させる」デザート的な飲み方も◎。
ペアリングの提案
- ブルーチーズやウォッシュチーズ:蜜っぽい甘さと塩味・熟成香のマリアージュ。
- ナッツ入りチョコレート、ビターチョコ:甘みとロースト感が樽香と好相性。
- ローストビーフやステーキ:肉の旨みと脂を、度数感とほろ苦さがしっかり受け止める。
- 照り焼きチキン、うなぎ蒲焼き:醤油系の甘辛いタレと、カラメルや醤油ニュアンスがリンク。
平和クラフト/平和酒造について
平和クラフトは、日本酒「紀土」や梅酒「鶴梅」で知られる
和歌山・海南市の蔵元「平和酒造株式会社」が手がけるクラフトビールブランド。
日本酒と同じ貴志川の伏流水を用い、IPAやラガー、サワーエールなど
幅広いスタイルを展開しつつ、和歌山の素材や食文化とのペアリングも意識したラインアップが特徴です。
「バレルエイジド ダブルIPA」は、嘉之助蒸留所のウイスキー樽とのコラボレーションで生まれた意欲作。
ウイスキー樽での熟成によって、通常のステンレスタンク発酵のビールでは得られない
甘いウイスキーや木樽のニュアンスが加わり、平和クラフトの中でも特にリッチで特別感のある一本になっています。
参考・引用元
- 平和クラフト「BARREL AGED DOUBLE IPA 330ml」(公式オンラインショップ)
- 【10/11販売開始】平和クラフト BARREL AGED DOUBLE IPA(数量限定)(平和酒造 公式サイト)
- 平和クラフト バレルエイジド ダブル IPA(IMADEYA 商品ページ)
- 平和クラフト×嘉之助 BARREL AGED DOUBLE IPA 330ml(鍵や 商品ページ)
- Barrel Aged Double IPA – Untappd



