温度調節機能付きのオーブントースターがあると、揚げ物の温め直しからソーセージ、ピザまで、家飲みのおつまみ作りがぐっと楽になります。
ここでは、象印の「オーブントースター温度調節機能 ET-WM22-RM」を実際に使ったときの使用感をもとに、温度調節機能付きオーブントースターの便利さや選び方をまとめます。
温度調節機能付きオーブントースターを選んだ理由
電子レンジはシンプル機能に割り切り、オーブントースターを強化
最近はオーブンレンジを使っている方も多いと思いますが、グリル・オーブン機能が自分の使い方と合わないケースもあります。
ここで紹介している使用例では、電子レンジは温め直し専用と割り切って、1万円程度のシンプルなレンジ機能のみのモデルを使用し、その代わりにオーブントースターを少し高機能な機種(当時1万円程度)にしています。
設置方法は、熱がこもらないように四隅のみで支える簡単な棚を用意し、その下段に電子レンジ、上段にオーブントースターを置くスタイルです。
こうすることで、限られたキッチンスペースでもレンジとトースターをうまく共存させられます。
以前使っていた熱風コンベクションオーブントースターとの違い
それまで使用していたのは、三洋電機の「オーブントースター 熱風包み焼きコンベクション」でした。
熱風コンベクション機能やワンタッチメニューが充実しており、色々な料理に使える高機能モデルでしたが、故障してしまったため買い替えになりました。
ワンタッチメニューはパンを焼くときなどに便利でしたが、実際には温度と時間を手動で設定して使うことが多かったため、買い替えでは「温度調節がしっかりできればOK」と考え、そこまで多機能ではないトースターを候補にしています。
温度調節機能付きオーブントースターでできること
揚げ物をサクッと温め直すコツ
温度調節機能が付いていないオーブントースターで揚げ物を温めると、表面だけが焦げて中が温まり切らないことがあります。
温度調節ができるタイプであれば、例えば160度程度に設定し、10分前後じっくり加熱することで、表面はサクッと、中もしっかり温まった状態に仕上げやすくなります。
(※具体的な温度・時間は揚げ物の大きさや量によって調整が必要です)
ソーセージ・生ソーセージをおいしく焼く
ソーセージについては、日本ハム「シャウエッセン」の公式サイトでは「黄金の3分間ボイル」が最もおいしい食べ方として紹介されていますが、
ここで紹介している使用例ではオーブントースターで温度設定をして焼く方法も気に入っているようです。
使用者の感想としては、ソーセージの状態(冷凍・冷蔵)に合わせて温度を調整し、表面に程よく焼き目を付けつつ芯まで温めることで、手軽でおいしいおつまみになると感じているようです。
※写真のソーセージの焼き目は、もともと焼き目が付いた商品であり、トースターで付いたものではありません。
食パン・ピザ・簡単おつまみなど家飲みシーンで活躍
食パンは、好みに合わせて焼き加減を調整できます。
使用者は耳の部分がよく焼けているのが好みのため、パンの位置を変えたり途中でひっくり返したりして焼き目を調整しているとのことです。
また、ピザやチーズトーストなども、最初に生地部分を少し高めの温度で焼き、途中から温度を下げてチーズを溶かすと、焦がさず良い具合に仕上げやすくなります。
家飲みのおつまみにもぴったりな使い方です。
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象印オーブントースター温度調節機能 ET-WM22-RMの特徴
丸洗いOKで手入れしやすい構造
候補に挙がっていたのは、
・タイガー マイコンオーブントースター「やきたて」(熱風コンベクション・温度無段階調節付き)
・KOIZUMI(コイズミ)の温度調節機能付き 1000W ハイパワー 食パン2枚焼きモデル
・象印 オーブントースター温度調節機能 ET-WM22-RM
の3機種でした。
最終的には、手入れのしやすさを重視して象印のET-WM22-RMを選択しています。
特に、
丸洗いOK「はずせるとびら」「はずせる焼き網」「スライド式くず受皿」という構造は、日常的に使う家電として大きなメリットです。
庫内サイズと、以前の機種との違い
庫内サイズはおよそ27cm × 22cmと、以前使用していた熱風コンベクションオーブントースターより小さくなりました。
そのため、これまで使っていた調理容器の一部が入らなくなったという点はデメリットではありますが、マイコン制御や熱風ファンなどがなくなり構造がシンプルになった分、壊れにくそうという安心感もあります。
使用感のメリットと気になった点(※個人的な感想)
使用者の感想としては、以前の熱風コンベクション機能付きモデルと比べて、マイコン制御や熱風機能がなくなったことは、普段の使用ではそれほど気にならないとのことです。
食パンを焼くと、以前より焼きムラは出やすくなったものの、もともと焼き目を付けるためにパンの位置を変えながら焼いていたため、大きな問題にはなっていないようです。
一方で、価格帯としては、2,000円程度から購入できるシンプルなオーブントースターに比べて「あと数千円」高くなりますが、温度調節機能があることで使い勝手が大きく向上する点は大きなメリットと言えます。
※本記事内の価格は購入当時の情報であり、現在の販売価格や在庫状況は公式サイトや通販サイト等で確認が必要です。
温度調節機能付きオーブントースターを選ぶときのチェックポイント
温度調節の幅と操作性
温度調節機能付きオーブントースターを選ぶ際は、どのくらい細かく温度が設定できるか、ダイヤルやボタンの操作が直感的かなどもポイントになります。
とくに揚げ物の温め直しやソーセージ、おつまみ系をよく作る方は、低めの温度でじっくり温められると仕上がりが安定しやすくなります。
掃除のしやすさと庫内サイズ
日常的に使う家電なので、庫内の掃除のしやすさも重要です。
今回取り上げている象印ET-WM22-RMのように、扉・焼き網・くず受けが外せて丸洗いできる構造だと、揚げ物の油はねなどもケアしやすくなります。
同時に、庫内サイズもチェックが必要です。普段使っている耐熱皿やプレートが入るか、家飲みで焼きたい食材(ピザのサイズなど)が収まるかを確認してから選ぶと失敗が少なくなります。
グリル・オーブンとの役割分担
家庭用のガスグリルやオーブンレンジのグリル機能と、オーブントースターはできることが重複する部分もあります。
ここで紹介している使い方では、
・すでに他の料理でグリルを使っているとき → オーブントースターを使用
・グリルが空いているとき → グリルを使用
といった形で使い分けています。
コンロ周りの導線や、同時に作りたい料理の数などを考えながら、「どの家電をどう組み合わせると家飲みが捗るか」を考えておくと良さそうです。
まとめ|家飲みおつまみには温度調節付きが便利
2,000円前後のシンプルなオーブントースターも便利ですが、あと数千円追加して温度調節機能付きのモデルを選ぶことで、揚げ物の温め直しやソーセージ、ピザなどのおつまみ作りの幅が大きく広がります。
家飲みが多い方や、キッチン家電で調理の手間を減らしたい方には、温度調節機能付きオーブントースターは十分検討する価値があると言えそうです。
電子レンジはシンプルに、焼き・温め直しはトースターに任せるというスタイルは、noribase的な「お酒とおつまみのある生活」とも相性が良い組み合わせです。
気になる方は、ご自宅のキッチン環境と相談しつつ、自分の家飲みスタイルに合う一台を探してみてください。


