イチローズ・モルト・ダブル・ディスティラリーズ(Ichiro’s Malt Double Distilleries)|ベンチャーウィスキー

Ichiro’s Malt Double Distilleries

多くのすぐれた原酒を生み出しながら2000年の蒸留が最後になった羽生蒸留所。 しかし、創業者の孫の手により2008年に秩父蒸留所の操業が開始さ れました。この二つの蒸留所の原酒を使用した、ダブル ディスティラリーズ。過去からの贈り物と新蒸留所の ウィスキー原酒が時間を超えてひとつになりました。 まろやかさと複雑さを併せ持つ個性をお愉しみください。 ラベルより
イチローズ・モルト・ダブル・ディスティラリーズ|Ichiro’s Malt Double Distilleries
イチローズモルトダブルディスティラリーは旧羽生蒸溜所と秩父蒸溜所のモルト原酒を使用したピュアモルトです。

今回ワールドウイスキーアワード2009においてピュアモルトジャパニーズ部門熟成年数表示なしのカテゴリーでベストに選出されました。

また、ロンドンの世界大会でも竹鶴21年とともにファイナリストにノミネートされました。

イチローズモルト ダブルディスティラリーズ(DD)は、今はもうない羽生蒸溜所のシングルモルト原酒と、2008年2月に稼働したばかりの秩父蒸溜所のモルト原酒をブレンド(注)して作ったピュアモルトです。羽生蒸溜所原酒はパンチョン樽を主体にシェリー樽、秩父蒸溜所のモルト原酒はミズナラ樽を使用しました。そして、ミズナラ樽ならではのオリエンタルなフレーバーが、羽生蒸溜所原酒のスイートさを引き出し、絶妙なハーモニーを奏でることになりました。

ミズナラ樽は、スコッチの基準からすれば、ウイスキーになりませんが、秩父の気候ともあいまって、わずか1年程度の熟成とは思えない秩父蒸溜所の力強い熟成がブレンドにより発揮されました。

 またWWA2009(注2)において熟成年数なしのカテゴリーにおいて、ベストジャパニーズブレンデッドモルトに選ばれました。また、自然の風味を大切にするために、ノンチルフィルター(注3)及びノンカラー(注4)としております。このため、濁りやオリが発生する場合がありますが、品質には問題ありません。

(注)モルトどうしをブレンドすることを、バッティングともいいます。(注2)ワールドウイスキーアワード:世界60カ国以上で読まれているウイスキーの専門誌ウイスキーマガジン誌主催。各カテゴリーから1アイテムのみがベストウイスキーと選出される権威あるアワード。(注3)ノンチルフィルター:冷却濾過を行っていないこと。ウイスキー原酒は成分が濃く加水や冷却によって濁りや沈殿物が生じます。これを強制的に取り除くのが冷却濾過ですが、濁り成分はうま味の成分でもあるため、味がやせてしまうことがあります。(注4)ノンカラー:人工的な着色を行っていないこと。*本品は日本の酒税法上では熟成年数に関する規定がないため品目はウイスキーに分類されます。

イチローズモルト ダブルディスティラリーズ

・通称:DD 酒税法上の品目:ウイスキー 原材料:モルト

蒸溜所:羽生蒸溜所&秩父蒸溜所

使用カスクタイプ:ホワイトオークパンチョン、ミズナラホグスヘッド、シェリーバット
Ichiro’s Malt Double Distilleries
以前、イチローズモルト・ダブルディスティラリーズ200MLが定価の2,500円で売っていたので購入してみました。


甘い香り
口に含むとアルコールの刺激も少し感じますが、芳香な甘みから後味すっきり。
すぐに飲み尽くしそうです。