iOSアプリの更新手続き(メンバーシップやCertificates, Identifiers & Profiles [証明書、ID、プロファイル]の更新)

iOSアプリは、アプリ自体に修正が発生していなくても、毎年更新を行わないと使用できなくなってしまいます。
企業(社内用)アプリの手順になりますが、備忘録も兼ねて

開発体制などで多少は違ってくるかと思いますが、
大まかな手順としては、

1.Developerの更新
2.開発者証明書の更新
3.Provisioning Profileの更新
4.アプリのアーカイブ(更新)


※申請タイミングや作成したタイミングによっては、メンバーシップ、開発者証明書、アプリの証明書の更新時期が異なる場合もあります。


Developerの更新

※Enterprise Programではなく、Developer Programの更新画面になりますが、基本的には一緒になるかと思います。
更新作業は基本的に画面の指示に従っていけばいいだけなので、簡単と思います。
STEP1-1
デベロッパー登録しているメールアドレスに間もなく期限切れの連絡メールがきます。
メールが届いたら、 Apple Developerにアクセスして、上部メニューのメンバーセンターよりログインします。
Sign in with your Apple ID - Apple Developerページ
STEP1-2
ログインしたら、ページ上部にメンバーシップ更新用のボタンが表示されていますのでクリックします。
Apple Developerの更新|STEP2
STEP1-3
更新対象(Developerプログラム)の確認画面と更新費用が表示されますので問題無ければ、continueボタンをクリックします。
Apple Developerの更新|STEP3
STEP1-4
更新対象(Developerプログラム)の確認(詳細)画面と更新費用が表示されますので問題無ければ、continueボタンをクリックします。
Apple Developerの更新|STEP4
STEP1-5
問題無ければ、購入手続きへと進むbuy nowボタンをクリックします。
Apple Developerの更新|STEP5
STEP1-6
決済処理を行うために再度、IDとパスワードを入力しサイインします。
Apple Developerの更新|STEP6
STEP1-7
決済情報(クレジット情報等)を入力し問題無ければ、確認ボタンを押して決済完了画面が表示されれば、更新処理は完了となります。
Apple Developerの更新|決済1
Apple Developerの更新|決済2


Enterprise Developerに携わる、開発者証明書の更新

STEP2-1
まずは、Mac側での作業となります。
キーチェーンアクセスを起動し、メニューのキーチェーンアクセス→証明書アシスタント→開発者名(エンタープライズデベロッパ―名)を使って認証局の承認を要求を選択します
キーチェーンアクセス|認証局に証明書を要求
STEP2-2
証明書情報を入力する画面が表示されますので
ユーザーのメールアドレス
以前登録した開発者のメールアドレス
通称
プロジェクト名など分かりやすい名称を適宜入力
CAのアドレス
入力不要
要求の処理
ディスクに保存を選択
上記、情報を入力または選択し、続けるボタンを押すと、CertificateSigningRequest.certSigningRequestのファイル名でデスクトップに作成されます。
証明書アシスタント|証明書情報
STEP2-3
Apple Developerにアクセスして、上部メニューのメンバーセンターよりログインします。
Sign in with your Apple ID - Apple Developerページ
STEP2-4
ログイン完了後のメニューページでサイドメニューからCertificates, Identifiers & Profilesをクリックします
サイドメニュー|Apple Developer
STEP2-5
Certificates, Identifiers & Profilesページが表示されたら画面右上のプラスボタンをクリックします。
※サイドメニューより、Certificates内のDevelopementをクリックすると、開発者の一覧が表示されます。
Certificates|Apple Developer
STEP2-6
追加する証明書を選択する画面が表示されたらiOS App Developmentを選択して、Continueをクリックします。
select type|Add iOS "Certificate"
STEP2-7
証明書を作成する為に必要なCSRについての説ページが表示されますが、既に、STEP2-1から2-2でキーチェーンアクセスを用いて作成していますので、Continueをクリックします。
Request|Add iOS "Certificate"
STEP2-8
CSRをアップロードする画面が表示されますのでSTEP2-2で作成した、CertificateSigningRequest.certSigningRequestファイルを選択し、Continueをクリックします。
Genarate|Add iOS "Certificate"
STEP2-9
証明書をダウンロードする画面が表示されますのでDownloadをクリックすると、ios_development.cerファイルをダウンロードします。
Download|Add iOS "Certificate"
STEP2-10
ダウンロードしたios_development.cerファイルをダブルクリックすると、証明書がMacにインストールされます。


Provisioning Profileの更新

STEP3-1
Apple Developerにアクセスして、上部メニューのメンバーセンターよりログインします。
Sign in with your Apple ID - Apple Developerページ
STEP3-2
ログイン完了後のメニューページでサイドメニューからCertificates, Identifiers & Profilesをクリックします
サイドメニュー|Apple Developer
STEP3-3
Certificates, Identifiers & Profilesページが表示されたら、サイドメニューよりProvisioning ProfilesのAllをクリックすると一覧画面が表示されますので 更新したい、プロファイルをクリックします。
Provisioning Profile|Certificates, Identifiers & Profiles
STEP3-4
該当するプロファイルの詳細画面が表示されるので、editボタンをクリックします。
詳細|Provisioning Profile
STEP3-5
プロファイルの更新確認画面が表示されますので、証明書の有効期限が一年後になっている事を確認し、Genarateボタンをクリックします。
Genarate|Provisioning Profile
STEP3-6
証明書作成の完了画面が表示されたら完了となります。
※xcodeの場合はxcode側で証明書を取り込めますので、証明書のダウンロードは不要です
※その他のプロファイルも必要に応じ同様の作業をし更新します。
Profile is rady|Provisioning Profile


アプリのアーカイブ(更新)

STEP4-1
xcodeを起動し、メニューバーよりxcodeのpreferenceをクリックします。
Accounts|preference|xcode
preference|xcode

出典:

STEP4-2
preference画面が表示されたら、accountsタブをクリックし、対象のNameを選択後、View Detailes..ボタンをクリックします。
Accounts|preference|xcode
STEP4-3
STEP4-2で選択した、詳細画面が表示されるので、左下のリロードボタンをクリックすると、最新の有効期限が取り込まれます。
正しく取り込まれている事が確認できたら、Doneボタンをクリックして画面を閉じます。
name|Accounts|preference|xcode
STEP4-4
念の為、ナビゲーションペイン→ルートプロジェクトファイル→ターゲット→Build Setting で、Provisioning ProfileとCode signing identitiyのprovisioning Profileが正しく選択されているか確認する。
Build Setting|xcode
STEP4-5
メニューバーのPrduct→Archiveをクリックして手順に従いアーカイブを作成すれば有効期限が更新されたアプリが作成されます。