TANICAのヨーグルティアで日本酒の燗酒(熱燗)や低温調理

ヨーグルティア |タニカ(TANICA)
タニカのヨーグルティアは商品名からもわかると思いますが、 本来は、ヨーグルトメーカーです。
ヨーグルト作りはこれ一台あればおまかせ、仕様はお客様からの声を取り入れ使い勝手のよさはピカイチです。
25~65℃までの温度調節が出来ますのでお好みのヨーグルトや天然酵母の発酵・納豆・甘酒作りにお使いいただけます。
ヨーグルト作りはこれ一台あればおまかせ、仕様はお客様からの声を取り入れ使い勝手のよさはピカイチです。
25~65℃までの温度調節が出来ますのでお好みのヨーグルトや天然酵母の発酵・納豆・甘酒作りにお使いいただけます。

引用:ヨーグルティア|タニカ電気

ただ、設定できる温度が結構、広範囲の為、低温調理などほかの用途でも良く使われているみたいです。

最近は海外製品で日本では未発売ですがamazon等の通販サイトで購入可能な、専用の低温調理機(Anova Precision Cooker)等もあります (価格は3万円程度です)
が 価格の安さでTANICAのヨーグルティアにしました。

普段、日本酒をお燗するときレンジを使って簡単にやっているのですが、お燗用の商品が少し気になりAmazonで時々検索していました。
湯煎式の商品で見た目も良く3,000円程度であり少し気になったりはしたのですが、基本的にずぼらな性格の為できれば、ほっといても温度を一定に保ってくれる商品の方が自分には合ってるかなと思い、 電気式の商品を探していたのですが、温度調節が微妙とのレビューが多く少し躊躇していました。

以前から、TANICAのヨーグルティアを低温調理に使っている人が多い事は 知っていて、低温調理用にこちらも気にはなっていたのですが、ワンダークッカーという調理器具を持っており、購入していませんでした。
ヨーグルティアの設定可能温度が、よくよく考えると日本酒のお燗にも適しているのはと思い、タニカのサイトを少し見てみました。

すると以前はそのものそのものずばり、

卓上酒燗器カンペット|タニカ
「卓上酒燗器カンペット」
お酒を注いでコンセントに差し込むだけでぬる燗から熱燗まで楽しめます。

出典:家庭用製品一覧|タニカ電気

というお燗用の商品が販売されていたようなのですが、現在は残念ながら販売終了のようです。

なんとTANICA自体
もともと創業者が、日本で初めてお酒のお燗の機械を作りました。お燗は、人肌とか沸騰しないくらい中途半端な温度ですので、その時のノウハウを今日に伝えています。 そう、お燗で一番大事なのが、おいしいぬるさを作る技術。だからタニカは、「ぬるい温め」に関しては、ずっと研究・開発を続けてきていた!この技術を応用して1971年に作ったのが、日本初のヨーグルトメーカーだったそうです。

出典:大手に負けない!「一芸がスゴイ技あり家電メーカー」 コレだけなら世界一!スゴイ一芸家電メーカーの儲かりのヒミツとは!?|がっちりマンデー|TBS

最近TV、TBS「がっちりマンデー」で放送されたからか、 低温調理用として使用する人が増えたからかは分かりませんが、以前は5,000円程度で販売していましたが、 Amazonでも品薄状態が続いているようで、最近は7,000~8,000円程度の価格で販売している事が多いです。

もし、ヨーグルティアが品薄状態で、1万円程度の価格まで上がってしまいそれでも欲しい場合は、同じタニカのKAMOSICO(醸壺)を購入した方が良いと思います。 機能は一緒で発酵食品のレシピ本、水切りバスケット、ペーパーフィルター等付属品が増えて、外観が多少良くなっています。

低温料理用として、ワンダークッカーも所有していますが、温度設定がアナログのダイヤル式で正確な温度が設定しずらいこともあり、たまたま、Amazonを覗くと5,000円台で予約販売していたのでポチッとしてしまいました。
※amazonで購入する場合は、Amazon自体が販売している時に購入すると安く買えると思います。

TANICAのヨーグルティアは、25~65℃ マイコン温度調節機能付なので お酒のおつまみの低温調理も、結構、細かく温度を制御して作ることができ、
お酒の燗も、日向燗の30度、人肌燗の35度、ぬる燗の40度、上燗の45度、熱燗の50度、熱燗とびきり燗の55度まで全て網羅していて、好きな温度で日本酒の燗ができそうです。
そんな訳で、 低温調理兼、日本酒のお燗用として使ってみようと思ってます。

これから、夏本番になるので、お燗での出番は、しばらくの間、あまり無いかもしれませんが.....
取り敢えず、ワンダークッカー異なり細かく温度が設定できるので、40度程度でおこなう、サーモンのコンフィなど魚貝系の低温調理や

「低温調理法を行うと熟成の似たような効果が家庭でもできる」という。これは、特殊なオーブンなどを使い、60℃前後の低温で牛肉を加熱する調理法。牛肉の酵素は、この温度で最も活動すると言われており、お肉の中心温度が60℃前後になると熟成と同じような効果が得られるんです。

出典:牛肉の科学|知識の宝庫!目がテン!ライブラリー

肉中温度が上がってきてから、55℃程度で数時間保温をする。この保温のことを「ホールディング」と言っているが、この温度と時間が肉を熟成させて柔らかくする。具体的な調理手順は、コンベクションオーブンでは、肉の大きさによって1〜3時間程度で調理を終了する。しかし、低温調理では、例えば夜9時に調理を初め、最初に120℃で1〜3時間調理し、肉中温度が40〜45℃になった後、55℃にオーブンの温度を落とし、そのまま翌朝までホールディングをしておく。12時から翌朝9時までだと9時間のホールディングになるが、この1時間が冷蔵庫の自然熟成の2日間に相当することになるのである。9時間のホールディングならば、9X2で、18日間の自然熟成の効果になるのである。

出典:肉を柔らかくする方法 – foodesign

オーブンを使ってやっていようですが、多分、ヨーグルティアで55度~60度の間で低温料理すればよく似た状態ができるのではと思ってます。 牛肉を低温調理すると今はやりの熟成肉と同じ効果がえられるようなので、ステーキ肉を買ったときに 低温調理で熟成させてみたいと思います。




2016年10月追記
なんと、TANICAのヨーグルティアが設定温度が70度まで可能な新製品、TANICAのヨーグルティアSが発売されました
日本で一番売れているヨーグルトメーカー・ヨーグルティアが更なる進化をとげました。設定温度は25℃~70℃、タイマー設定は30分・1~48時間です。ヨーグルティアに寄せられたお客様のご要望をふまえ、ブザー機能や液晶モニターの改善、内容器のメモリ、ガラス容器対応など機能を拡充しました。

◆ ヒーターの性能強化でより早く、より安定した発酵を
設定温度幅が広がり、25℃~70℃になりました
センサーが容器内温度の低下を感知すると、素早く加熱し温度低下を防ぐため、非常に安定して管理できます
カスピ海ヨーグルトからコンフィ、温泉たまごまで作ることができます
従来よりも出力の高いヒーターを使用、設定温度までの上昇スピードも速くなり、より安定した発酵が出来ます

公式のレシピとしてコンフィが紹介されているので、完全に真空低温調理器としても使える形になったようです。
これからご購入される方は、新商品を購入された方が良いかと思います。


ヨーグルティアの定価が8,500円(税込 9,180円)で ヨーグルティアS(設定温度幅が広がり、25℃~70℃になった新製品)の定価が10,000円(税込 10,800円)のようです。

最近品薄の為か定価より高い価格で販売されている場合もあるようですが、 Amazonのタニカ電器公式オンラインストアでは定価で購入できるので で購入する事をお勧めします。